そんな日もあるよ

そんな日もあるさー

自分史:私はこうしてプログラマーになった

小学生〜中学生

 親戚のおっちゃんがある日突然「MSX」を買ってくれた。たぶん小学校に入学したくらいの時期だったので、今思えば入学祝いだったのかも?? 喜びいさんでしばらくはゲーム三昧。ゲームにも飽きて数ヶ月後に付属の説明書に、

「BASIC」

 という文字を発見。これが現在一応プログラマーとしてご飯を食べている私を作った最初のきっかけ。このころプログラムの保存にはテープレコーダとか使ってたなあ。FD初めて使ったときはそのあまりの速さに感動しました。

 ちなみに作っていたのはよく昔の雑誌なんかで見かけたもので、一定の数値を「攻撃・守備・すばやさ・運」に割り振って対戦するみたいなもの。友達と集まってけっこう遊んでました。一番気合入れて作ったのはシューティングゲームMSXのスプライト機能で頑張って作った覚えがあります。

 うーん、さすが見事にファミコン世代。ゲームっぽい物しか作ってない。。。

 中学生になった頃、親父さんにお願いして

「BASIC言語の通信講座」

 を学ばせてもらいました(感謝) プログラムのロジックについて、基礎的なことが身に付いた時期でした。

高校(某情報系教育をやってくれる高校)

 入学祝いに親父さんにMSX2+とカラープリンタをセットで購入していただきました。十数年たったいまでも大事にとっております。

 プログラムはというと授業でお勉強をたくさん。

COBOL まーーたく面白みがない印象

FORTRAN こちらもまーーたく面白みがない印象

C うーんなんとなくやってました

CASL 試験用のプログラム。まーーたく今は役立ってない

BASIC 学校にFM-Rがあって、そいつでBASICをお勉強

 この頃、お家のMSX2+で絵を描いたり音楽を奏でたりと結構いろいろなことにチャレンジしておりました。ま、結局はプログラムしか役立っておりませんが(汗)ちなみにこの頃作ったのは、

「早押しクイズ」:学校の課題で作成。キーボードの特定のキーを押すので4人くらいで一つのキーボードに群がって対戦(苦笑)

「なにやら怪しく動くやつ」:ランダムなカラーの線を引きながら怪しく画面を所狭しと動き回るという鑑賞プログラム(?)を作成。
 その後、描画パターンを変えたりランダムではなく色の指定ができたり、自分で線が引けるようになったりと途中から簡易グラフィックエディタ化しておりました。

社会人(高卒で某企業に就職:大学行ってもよかったかな)

 会社でUNIXをあてがわれる。最初に勉強したのが、

「c-shのシェルスクリプト

 自分でたくさんコマンド打ってやっていた処理がサクッと処理される様に感動。やっぱプログラムって省力化してこそのもんだよねと実感。ゲームばかりがプログラムでは無いと悟る。

 その後XML関係の仕事をすることになり開発系部署の人にPerlという存在を教えてもらう。現在でもPerlの師と仰ぐこの方から参考書をゲット。しばらく仕事をしながら、スクリプトプログラミングを勉強することとなる。

 Perlの勉強を始めた頃、自宅にWindows95パソコンを導入。いまは無きIBMのAptiva。2ヶ月ほど放置した後に、

「インターネットにでもつないでみるか」

 ということで一気に興味がWEBにシフト。会社でPerlをかじっていたこともありこの頃からPerlによるCGIプログラミングを始める。

なぞなぞでフィーバー

 一番最初に作ったのは自分のマシン内のみで作動するPerlスクリプト。だって、自作のCGIを使えるサーバなんてまだまだレンタルできるようなご時世ではなかったんですもの。処理内容はクイズの解答を集計したデータファイルを読み込んでランキングをHTMLで返すというもの。これをもとにHPでなぞなぞ大会をやったのが結構好評を得る。まだ世間では、

「メールアドレスって何?」

 という世界だったので、クイズに答えてみんなでランキングを競うなんていうサイトは目新しく、日に日にHit数が増加。サイトの人気が上昇するのはよかったのだがここで問題発生。回答の受付とデータのアップロードは毎日手動で行っており、ランキング参加者がもう手に負えないほどの数に達したころ更新継続を断念。しかし今思えば気合いをいれて頑張っていればクイズ系の老舗になれただろうなあ。その後このなぞなぞはメールマガジンへと移行。読者数も結構いたんですが仕事が忙しくって発行周期がのびのびとなり現在発行停止中。

 このなぞなぞ、発行停止の直前に最終形CGIを作成。停止直前だったので結果的には運用期間もちょっとだけでした。内容は、ユーザ登録・回答の受付/正誤判定・結果集計と全てオンライン&自動で行えるもの。どこか紹介できる場があればちょっと改造してフリースクリプトにしてもいいかもしれませんねえ。

はじめてのプログラム依頼

 インターネットもずいぶんと世間に認知されてきたころ、初めてCGIの作成以来を受けました。内容はNYにある宿泊施設のオンライン予約システム。部屋の紹介や各種宿泊条件に応じた割引の計算など結構こまかいところに手が届くシステムが完成。報酬はマンハッタンで半年間無料宿泊。でも半年後に集計してみると、このオンライン予約システムからの売り上げが数万ドルあることが判明。うーん、もっと報酬もらっときゃよかったYO!

環境の変化

 さて今までお話しした内容は全部仕事の傍ら行ってきたというのが実際の所。まあ多少勉強はしていたものの、ほとんどは会社の休憩時間の暇つぶしとして勉強していたのが幸いした感じでした。ところがどっこい、ある日突然、開発系の部署に異動になることに。これを境に遂にプログラムが本職と言えるようになりました。

 会社の就業時間に堂々とプログラムの勉強ができます。

「いやー、素晴らしい。エクセレントッ!」

 基本、与えられた仕事の納期を守って他人様に迷惑をかけなければどんどん自分の勉強時間が増える(自分でそう思ってるだけですが。。。)というのも非常にありがたいです。

 趣味を仕事にすると趣味が嫌いになっちゃうからやめたほうが良い。なんて言葉をよくききますが、私にとってはあまりあてはまらないようで、日々楽しく仕事をしております。まあ職場に激しくレベルの高い方がいるのでその方の話や仕事内容を見ると、

「世の中天才肌の人ってやっぱいるんだなあ」

 なんてことを思って自分のレベルの低さを痛感しますが、めげずに日々精進していこうと思います。